Tono IBUKI IPA #1
STYLE:IPA
ABV:6.0%
HOP:遠野産IBUKI、遠野産ザーツ
メインホップには、遠野市で最も栽培量の多い品種「IBUKI」を使用しています。

「IBUKI」は、遠野市を代表する日本産ホップのブランドであり、毎年11月頃に数量限定で販売されるキリンビールの「一番搾り とれたてホップ生ビール」にも使われています。
「IBUKI」はキリンビールの契約栽培品種であるため、当社ではキリンビールから購入したものを使用しています。入手できる形状は、ペレットタイプまたは凍結粉砕ホップのいずれかですが、今回は後者を採用しました。
凍結粉砕ホップとは、収穫したホップをマイナス40度で急速冷凍し、そのまま粉砕するという加工方法です。「一番搾り とれたてホップ生ビール」に使用されているのもこちらのタイプで、青草や果実のような鮮やかな香りを豊富に含んだまま保存し、醸造に使用することができます。この加工技術は、当社の醸造責任者である村上敦司がキリンビール在籍時に開発したものです。
私たちは今回、この凍結粉砕ホップにさらに一手間を加えました。凍結粉砕ホップは、ホップの毬花を丸ごと粉砕したものですが、私たちはその中から「ルプリン」と呼ばれる香りのもととなる部分だけを抽出する加工を行なっています。村上はこの工程を「凍結粉砕の先の世界」と表現しています。
その結果、これまでにない「IBUKI」の香りを引き出すことができました。パイナップルのようなトロピカルな香りを軸に、ハーバルなニュアンスが重なり合い、IBUKIという品種が持つ新たな可能性が感じられる仕上がりになっています。
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